石勝

我が家の佐治石

盆石や庭石として全国的に有名な佐治川石は、日本三銘石の一つとして人気があります。
佐治川石のもとになる岩石は、地質図では、三郡変成岩（塩基性火山岩）として表され、緑泥石千枚岩、
変玄武岩と呼ばれています。
分布区域はごく限られ、細尾から下加瀬木にかけて、佐治川から少し離れた南側山地に帯状に露出しています。
これにより南の高い山地では、用瀬町江波の西方に少し見られ、江波石と呼ばれています。
佐治川沿いでは、下加瀬木から北岸に移り、森坪にかけて帯状に分布しています。
このもととなる岩石は、古生代（約３億年前）の海底火山の活動で噴出された玄武岩質の溶岩や火砕岩です。